十六日祭

今日は十六日祭で沖縄の人たちはお墓に行って食事をします。今は自宅でする人もいるそうです。この日のために帰省する人や仕事を休む人もいます。お墓は屋根のついているものもあったりで、とても立派です。今回は日曜日にあたり、いつも平日だったので日曜日は久しぶりだと言ってました。お盆と似ているそうです。

以下はネットから.......

現在でも旧正月をメインに祝う風習が残っている沖縄ですが、「お正月」が3回あることを知っていますか。

1つ目は、新暦の正月(1月1日)。2つ目は、旧暦の正月。そして3つ目は、あの世の正月(旧暦の1月16日)「ジュールクニチー(十六日祭)」です。沖縄では「あの世」のことを「後生(グソー)」といい、ジュールクニチーは「グソーの正月」、つまりあの世にいるご先祖様の正月として行われています。

一方、離島地域(宮古島久米島八重山諸島など)では盛大にジュールクニチーを祝う風習があります。正月に帰省できない人でもジュウルクニチーだけは何があっても帰省する人も多いといわれているほど。

小・中・高校も半日で授業が終わり、会社なども早く終わるところがあり、昼過ぎから家族や親戚がお墓に集まり、ごちそうを供え祖先を供養します。お墓の前で三線や踊りも楽しみます。

他にも、家族を亡くして初めてジュールクニチー(十六日)を迎える家庭では、「ミージュールクニチー(初十六日)」の供養としてお墓参りを行います。沖縄でも喪中の家庭では、新正月・旧正月のお祝いごとは控えますが、「あの世の正月」であるジュウルクニチーには、日頃ジュールクニチーを行わない地域でも、盛大に行う家庭が多いです。

お供えものや拝み方

「ジュールクニチー」は故人を慰める意味合いがあるため、お墓とお仏壇へ拝みを捧げます。

お墓参りに行ったらまず「ヒジャイガミ(左の神様)」へ本日の目的を報告。ヒジャイガミには、お酒とシルカビ(白い紙の半紙で神様へのお金として御願で用いられるもの)をお供えします。

墓前には、お酒・お茶・水・供え花・ウチカビ(ご先祖様へのお金で小判のような丸い刻印が打たれている黄色い紙)をお供え。そして、仏壇まで案内をしに来たことを伝えます。そして、仏壇にはお墓参りの前からお酒・茶・果物・お菓子・おかず・お箸・ウチカビをお供えします。お墓から戻って来たら、家族そろってジュールクニチーを執り行っていることと、法事料理も用意したので受け取ってくださいと伝えます。

あの世のお金で仏事に使われる「ウチカビ」

お仏壇でのおもてなし

「天・地・海」の食材を使った法事料理「ウサンミ(御三味)」

沖縄では御願時に神様やお仏壇へお供えする「ウサンミ(御三味)」と呼ばれる、重箱に詰めたごちそうが欠かせません。「ウサンミ」は中国起源の神仏へのお供えもので、「天・地・海」の食材を使った料理が正方形の重箱に詰められています

お餅重とおかず重で一対になっていて、お餅重は、3個×3個(9個)、×5個(15個)、3個×7個(21個)と奇数個並べる決まりごとがあります。また、おかず重はキレイに四角く区切られた盛り付けが特徴で、カステラかまぼこや昆布、大根やゴボウの煮つけ、豚の三枚肉の煮つけ、かまぼこなどが並びます。

清明祭やお祝いのウサンミには、お餅は餡入りやきな粉をまぶしたものの混合が多く、昆布は結び昆布、かまぼこは紅白や紅かまぼことなっています。豚の三枚肉の煮つけは、豚の背を下に詰めます。

一方、ジュールクニチーや弔事でのウサンミには、お餅は全て白餅、昆布は返し昆布、かまぼこは白かまぼこを詰め、豚の三枚肉の煮つけは、豚の背を上に詰めます。

同じウサンミでも清明祭(シーミー)では文字の通り、お祝いの意味合いなのに対し、ジュールクニチーは御先祖様を弔う意味合いが強いので、盛り付け自体も変わってきます。

沖縄県外の人にはなかなか出合う機会がないかもしれませんが、先祖崇拝の風習が色濃く残る沖縄ならではの文化があることを、ぜひこの機会に学んでみてください。

 

私はこの白い餅が大好きです。餡が入っているのは美味しいです。自分では買ったことはありませんが、お供えしたものを頂いたことがあります。